英語赤面録 失敗は恥じだが役に立つ

今でこそTOEIC満点の英語教師ですと大きな顔をしていますが、英語修行時代は間違い失敗の連続でした。失敗は恐れず恥じず繰り返さず。ミスから学ぶ実践英語ブログです。

Elephants don’t lay eggs, do they?

Elephants don’t lay eggs, do they?(象は卵を産まないですよね?)
Yes... they....do?(はい、産みま…す?)



“tag question(付加疑問)”というのは、平叙文のあとにくっつく疑問文で、「そうだよね?」と念のために尋ねる、あれのこと。


本文の主語、時制に合わさなければいけないので、作るのも結構面倒なのである。


You went to the workshop last month.
だったら
didn’t you.
だし
She wasn’t at the office.
ならば
was she?
と、しないといけない。


このように、作るのも厄介だが、答え方も注意が要る。


たとえば、
Elephants lay eggs, don’t they?(象って、卵を産むよね?)
と尋ねられた場合、
No, they don’t.(いいえ、産みませんよ)
と、否定するのは比較的簡単だが、


では、


Elephants don’t lay eggs, do they? (象って、卵を産まないよね?)
と言われると、


日本語なら
「はい、産みません」
と答えるので、
ついつい
“Yes”
と、言ってしまいそうになる。
そう言った途端、相手の表情がこわばる。


「ええ!ゾウって、卵産むんだったけ。私かこの人か、どちらかが間違っている」


まあ、世の中には
「ゾウ? ああ、あれは卵を産みますよ。ゾウの卵って、でかいんですよ」
と知ったかぶりをする人がいるかもしれないが


産みません。哺乳類ですから、


だから、


Elephants don’t lay eggs, do they? (象って、卵を産まないよね?)
に対しては、
否定のNo, they don’t.
で応えるのが常識だ。


けれども、ついyesって言ってしまって
その後、they don’t と言ってしまうことが、日本人にはありがちだ。


昔、檀ふみさんが、緊張のあまり
「ありがとうございます」と「すみません」を混同して
「ありがとうございません」と言ってしまったとエッセイに書いていたが


Yes, they don’t.は、そんな感じ


あり得ない答えだ。


ちょっと難しいので、練習が必要だ
失敗することもあるだろう


けれども、失敗は恐れず恥じず繰り返さず


これでいきましょう!


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